塩田 将大 Aiki Peace Seeker -合気道家-

★塩田剛三の孫が伝える【心】を豊かにする合気道★

合気道で身につくコミュニケーション能力

 

 

f:id:Aikiboy:20200130123752j:plain

相手を理解するためには、相手に触れること!

合気道で何が身につくのだろうか。

 

もちろん、合気道で身につくことは、

身を守る術や、ダイエット、健康、

集中力、礼儀など、いろいろあるが、

その中の1つにコミュニケーション能力がある。

 

コミュニケーション能力=相手と意思疎通を図ることが上手なこと。

合気道をすれば、多くの人と意思疎通を図ることが上手くなる。

 

理由①・・・会話ではなく、相手と触れることで意思疎通を図るから

 

合気道では、稽古中は会話をしない。

相手の考えていることを感じ取るのは、

すべてその触れている手だ。

 

触れている手で、相手がどう動こうとしているかを、

純粋に感じ取り、相手の考えている通り、

動かなくてはいけない。

 

口で伝えるコミュニケーションでは、

どうしても思っていたことが伝えられなかったり、

打ち解けていない相手には、本音で伝えられない。

 

しかし、合気道では、初めて組む相手でも、

意思疎通を図るし、積極的に相手を理解しようと努めないと、

良い稽古はできないのだ。

 

 

理由②・・・年齢、性別、職業、国籍全く違う人と稽古をするから

 

初めて組む相手は、年齢、性別、職業、国籍も違う。

相手が、大企業の社長さんだとしても、

同じ白い道着を着ていたら、同じ修行者だ。

最初から、無駄な遠慮をせず、だれが相手でも敬い

積極的に理解しようとすることで、合気道は上達してくる。

 

また、同じ相手と組む時も、1回目より、

より理解できるようになるし、

技の効きやすくなることが分かると思う。

 

繰り返し行っていけば、

相手と調和し、

全ての技が型通り上手くいくようになる。

 

※追記

道場に自閉症の方がいた。

なかなか会話ができず、

30年間生きてきて、

バイトをしたこともないという方だった。

 

毎日、道場にきて、稽古をし、

相手に触れることで、どんどん心を開き、

明るくなっていった。

今では、フルタイムの正社員として働いている。